| 平成19年度アドバンスコース開催について |
| −認知運動療法の地平:システム・片麻痺・神経科学・疼痛− |
| 終了しました |
!受講を予定されている方へ
受講費は前納を原則としています。振込み期限は11月19日(月)となっております。出来るだけスムーズな受付を行うためにも、まだ振込みを行っていない方は、早急に受講費の事前振込みをお願いいたします。 |
| 日程 |
平成19年11月23日(金)〜25日(日) |
| 会場 |
東洋大学(東京都) |
| 受講費 |
30,000円 |
| 受講資格 |
ベーシック・コース修了者 |
| 講師 |
フランカ・パンテ(イタリア・サントルソ認知神経リハビリテーションセンター)
河本英夫(東洋大学)
宮本省三(高知医療学院)
沖田一彦(県立広島大学)
東京認知勉強会メンバー・他 |
| 招待講演 |
ジョルジョ・ガベラ(前・ロンドン大学教授、NeuroReport編集長) |
| 主催 |
日本認知運動療法研究会 |
| 共催 |
東洋大学「エコ・フィロソフィ」学術研究イニシアティブ(TIEPh) |
| コース・コーディネーター |
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宮本省三(高知医療学院) |
| 準備委員長 |
岩崎正子(都立大塚病院) |
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| <申し込み方法> |
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Eメール・FAX・ハガキにて受付(受付期間9月25日〜11月16日) |
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【Eメール又はFAXによる申し込み】
高知医療学院内、日本認知運動療法研究会事務局
Eメール:etc@pine.zero.ad.jp 又は FAX:088-841-1783宛に、「東京アドバンス受講希望」、郵便番号、発送先住所(病院又は自宅)、電話番号、氏名、職種(PT・OT・ST・他)、ベーシックコース受講年度と場所を記入し、申し込んで下さい。 |
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【ハガキによる申し込み】
官製ハガキに「東京アドバンス受講希望」、郵便番号、発送先住所(病院又は自宅)、電話番号、氏名、職種(PT・OT・ST・他)、ベーシックコース受講年度と場所を記入し、
〒781-0270 高知市長浜東並松6012 高知医療学院内、日本認知療法研究会事務局宛に申し込んで下さい。 |
| ※ |
アドバンスコースの受講は、日本認知運動療法研究会の会員でベーシックコースを終了していることが条件です。まだ入会していない方は日本認知運動療法研究会ホームページのQ&Aに沿って入会申し込みを行い、事務局への手続きが完了した後、アドバンスコースへの申し込みを行って下さい。 |
| ※ |
申し込みをされた方には、1週間前後で「受講の可否」を郵送にて御連絡いたします。 |
| ※ |
交通、宿泊については各自で手配して下さい。東洋大学は東京地下鉄[都営三田線]の[白山]下車、徒歩5分です。
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| ※ |
今回の東京アドバンスコース受講者は、2008年2月のイタリア・サントルソでのマスターコースに参加することができます。 |
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| プログラム:(敬称略) |
| コース内容 |
1) システム
2) 片麻痺
3) 神経科学
4) リハビリテーションの問題としての疼痛
5) 認知の樹 |
| 2007年11月23(金) 1日目 |
| 9:00 |
受付開始 |
| [システム] |
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| 9:40 |
認知の樹No.1「身体、物語、人生」八坂一彦+片岡保憲作品 |
| 9:45 |
「システムデザイン」河本英夫(東洋大学哲学科) |
| 11:30 |
休息 |
| 11:15 |
認知の樹No.2「ホモ・エクササイズ」河本英夫+東洋大学哲学科作品
永井晋・木村梨恵子・稲垣諭・和田真由・大崎晴地・畑一成・人見眞理 |
| 12:00 |
昼食 (12:30より「身体の暗黒−日本の舞踏を知る−」を別室にてビデオ上映) |
| [片麻痺] |
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| A) 認知運動療法の解読 |
| 13:00 |
「認知運動療法の現象学 −志向性、知覚の扉、身体化された心−」
:宮本省三 |
| 13:45 |
「認知運動療法の解釈学 −訓練への5つの視点−」:沖田一彦 |
| 14:30 |
休息 |
| B) 片麻痺の世界 司会:宮口英樹 |
| 14:45 |
左片麻痺の世界、右片麻痺の世界:Franca Pante(フランカ・パンテ) |
| 16:15 |
休息(Caffe) |
| C) 認知を生きる 司会:池田由美 |
| 17:00 |
「患者の意識経験と向き合う臨床」:中里瑠美子・岩崎正子・渡部敦子 |
| 18:00 |
認知の樹No.3「Starting over in the rain」人見眞理+東京勉強会作品
大越友博、金森宏、三田久戴、山岡恵美、川内野子、伊東加絵、稲垣諭
五弓陽子(特別出演) |
| 18:30 |
終了 |
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| 2007年11月24(土) 2日目 |
| D) 認知カフェ・東京バール 司会:宮本省三 |
| 9:20 |
「2007年の夏、サントルソにて想う」:山口一郎+稲垣諭(東洋大学哲学科) |
| [神経科学] 司会:森岡 周 |
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講師: Giorgio Gabella[ジョルジョ・ガベラ・(前)ロンドン大学教授・NeuroReport 編集長]
通訳:堀田晴美(東京都老人総合研究所)・佐藤優子(人間総合科学大学)/予定 |
| 10:30 |
「生物の動きについて」
BIOLOGICAL MOVEMENT
「心と身体と文化の神経科学」
NEUROSCIENCE OF MIND, BODY AND CULTURE |
| 12:30 |
昼食(13:00より「認知運動療法の治療場面」を別室にてビデオ上映) |
[リハビリテーションの問題としての疼痛]
司会:A)池田耕治・B)荻野敏・C)高橋昭彦 Il dolore come problema riabilitativo |
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講師:Franca Pante(フランカ・パンテ・サントルソ認知神経リハビリテーションセンター)
イタリア語通訳:小池美納・朝岡直芽 |
| 13:30 |
A)「認知神経リハビリテーションと疼痛」:Franca Pante
La riabilitazione neurocognitiva ed il dolore |
| 15:30 |
休息 |
| 16:00 |
B)「痛みの症候を持つ患者の観察における言語」:Franca Pante
Il linguaggio nell'osservazine del malato con sintomatologia dolorosa |
| 18:30 |
パーティ(東洋大学最上階・スカイ・ホール) |
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| 2007年11月25(日) 3日目 |
| 9:20 |
C)「痛みに対する認知運動療法の実際」:Franca Pante La specificita dell'esercizio terapeutico conoscitivo
nel trattamento del dolore |
| 11:20 |
休息 |
| 11:30 |
認知の樹No.4「音楽と運動」安藤努・宮本省三作品
解説:フランカ・パンテ |
| 12:30 |
コース終了 |
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GIAPPONE・TOKYO・2007
RIABILITAZIONE NEUROCOGNITIVA
L’ESERCIZIO TERAPEUTICO CONOSCITIVO
Corso di 2゜livello |
| 東京アドバンス・コースの御案内 |
−認知運動療法の地平:システム・片麻痺・神経科学・疼痛−
2007/11/23-25 |
2007年の夏、高知での認知運動療法ベーシック・コースの参加者たちと一緒に桂浜から紺碧の太平洋を眺めた。その海と、空との裂け目に「水平線」が見えた。現象学者のフッサールの言う「地平」とは、この水平線のようなものだと思う。水平線は遥か彼方に見える。だから水平線はあそこに確かにあると意識は思う。そこで船に乗ってそこに行ってみる。だが、そこには水平線はない。どこまで行っても水平線は遥か彼方にある。けれど、冒険する船乗りなら、いつか水平線の彼方に自らが降り立つ大地を発見するだろう。
「認知運動療法の地平:システム・片麻痺・神経科学・疼痛」と題した、東京(東洋大学)での「アドバンス・コース 2007」は難解だが、冒険心に満ちた探求的かつ挑戦的なプログラムを用意した。
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| 「システム」
Il sistema
人間は自己組織化システムである。人間の脳は世界を変えるのではなく、自らをエクササイズすることで自分(ニューロン・システム)を変え、新たな世界をつくり出してゆく。オートポイエーシスのフランシスコ・ヴァレラは「認知とは世界の表象ではなく、世界を生み出すことである(La conoscenza non e rappresentazione del mond ma la produzione di mondi)」と言っている。河本英夫先生の「システムデザイン」が、その地平を言葉に変えてくれるだろう。
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| [片麻痺]
Hemiplegico e ETC
「認知運動療法の解読」:認知運動療法が日本に紹介されて約15年が経過した。もうそろそろ本質が解読されてもよい頃だろう。会場となった東洋大学は戦後日本が生んだ最大の哲学者の一人である新田義弘先生が長く教鞭を取られたフッサール現象学研究の最前線の地である。その先生の著書「現象学と解釈学(ちくま学芸文庫)」のタイトルをお借りして、認知運動療法の現象学的かつ解釈学的な解読を試みてみたい。その探求は認知運動療法の臨床に複数の意味をもたらすはずである。患者は身体を使って世界に複数の意味を与えなければならない。セラピストは治療という自らの行為に複数の意味を与えなければならない。それが患者とセラピストの生きる経験を豊かで実りあるものにする。
「片麻痺の世界」:右脳と左脳の機能が異なることは明白であるにもかかわらず、右片麻痺と左片麻痺には同じ理学療法や作業療法が適用されている。異なる世界の変質に対して、同じ訓練を適用するところに伝統的な運動療法の限界がある。関節拘縮に対する関節可動域訓練では左右の違いを考慮する必要はないし、筋力訓練、バランス訓練、歩行訓練なども右片麻痺と左片麻痺を区別する必要はない。高次脳機能障害へのアプローチでは考慮しているとの反論があるかも知れないが、そうしたアプローチは失認や失行に対するアプローチとして考案され、高次脳機能障害と片麻痺とが別々に治療されている。認知運動療法では高次脳機能障害を有する片麻痺患者を一体として治療する。その際、右片麻痺患者の世界と左片麻痺患者の世界がどう異なるかをセラピストは知っておく必要がある。
「認知を生きる」:イタリアで2001年に始まった「認知を生きる」研究プロジェクトは片麻痺の病態分析に大きな変革をもたらした。患者の一人称による身体の意識経験の記述分析は、メルロ=ポンティの「身体論」やフランシスコ・ヴァレラの「神経現象学」と歩みを共にしようと始められたが、そのリハビリテーション領域での研究はまだ不十分である。患者もセラピストも認知を生きる限り、この挑戦に終わりはない。日々、認知運動療法の臨床に取組んでいる東京のセラピストたちが、その実践状況を報告する。
「認知カフェ・東京バール」:「2007年の夏、サントルソにて想う」と題して、東洋大学の哲学者が二人、サントルソ認知神経リハビリテーションセンターにおける片麻痺への治療を見学した報告会を行う。バールとは、イタリア全土で16万件あるといわれる、朝から夜までそれぞれの人の生活のリズムの中で気楽に立ち寄る止まり木のようなカフェである。報告会を哲学者とセラピストが学術的コミュニケーションを真剣に楽しむ空間にしたい。
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| [神経科学]
La neuroscienza
東京アドバンスコースではサプライズがある。前回は国際的な建築家の荒川修作氏がニューヨークから東京アドバンスコースに参加して講演し大きな驚きと感動を与えてくれたことがあった。今回は神経科学者のGiorgio Gabella教授(ジョルジョ・ガベラ・(前)ロンドン大学教授・雑誌NeuroReport 編集長)が東京アドバンスコースにやってくる。東京都老人総合研究所の堀田晴美先生と人間総合科学大学の佐藤優子先生の御協力により奇跡的に実現した。内容は「生物の動きについて(BIOLOGICAL MOVEMENT )」又は「心と身体と文化の神経科学(NEUROSCIENCE OF MIND, BODY AND CULTURE)である。きっと、人間とニューロ・サイエンスを巡る最先端の「知」が語られるだろう。本物に学ぶことが学問の王道だが、この講義をどこまで自分たちの臨床に引き付けて解釈できるか、日本のリハビリテーション・セラピストの真価が問われるだろう。脳の解明に向けて驚異的な発展を続けているニューロ・サイエンスの論文をたくさん読んでコースに参加してほしい。また、ガベラ先生はイタリア人でもある。東京で母国が生んだ認知運動療法と出会うことになるだろう。その驚きの瞬間を目撃できるかも知れない。
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| [リハビリテーションの問題としての疼痛]
Il dolore come problema riabilitativo
あなたは、ポスター(制作:大崎晴地)に使用されているメキシコの女性画家フリーダ・カーロ(Frida Kahlo, 1907-1954)の絵画を見たことがあるだろうか。どのキャンパスにも彼女自身の「痛み」が描かれている。疼痛の治療は、臨床上、最も対処や解決が困難な問題の一つである。近年、脳科学が痛みの研究に取り組み始めた。その進歩と歩みを共にするかのように、今、サントルソ認知神経リハビリテーションセンターでは、疼痛に対する認知運動療法の構築に挑戦している。そのトピックスがフランカ・パンテ(Franca Pante)先生によって語られた時、参加者は認知運動療法が現在進行形の学問であることを理解するだろう。
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| [認知の樹プロジェクト]
L’albero della conoscenza
新しいリハビリテーション文化を創造すること。そうした未来へ向かうセラピストの創造力を喚起するために、今回も複数の「認知の樹」が企画されている。それを単に楽しむのではなく、その背後に人間の精神の深淵や治療の意味が込められていることを感じ取ってほしい。
サントルソ認知神経リハビリテーションセンターの写真集を題材にした認知の樹No.1「身体、物語、人生」から、システムデザイン、認知の樹No.2「ホモ・エクササイズ」、認知運動療法の解読、片麻痺の世界、認知を生きる、認知の樹No.3「Starting over in the rain」、認知カフェ・東京バール、神経科学、リハビリテーションの問題としての疼痛、そして最後の認知の樹No.4「音楽と運動」に至るまで、すべてが一貫して「認知運動療法の地平」を映し出そうとしていることを理解してほしい。きっとすべてはつながっている。そう考えれば、見えないものが見えてくるはずである。
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参加者の皆さんと講師とのコラボレーションによって、認知運動療法という旅の羅針盤を発見する素晴らしいアドバンス・コースにしたいと考えています。東洋大学最上階スカイ・ホールでのパーティも予定しています。ぜひ御参加下さい。
秋深まる東京で、再会しましょう。
そして、未来を語り合いましょう。
コース・コーディネーター 宮本省三
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